「知る」から始める。自殺予防

日本では年間約2万人が自殺で命を落としています。
この深刻な社会問題に向き合うため、まず私たちができることは
自殺について「知る」ことです。
自殺の現状、その背景にある様々な要因を県民みんなで正しく理解することで
効果的な自殺予防が始まります。

宮崎県の自殺者数の推移

【厚生労働省「人口動態統計(確定値)」より県作成】

平成19年をピークに減少傾向にあるものの、近年は200人前後で推移しています。

都道府県別の自殺死亡率順位(令和5年)

ワースト1位 和歌山県 10万人当たり21.8人
ワースト2位 宮崎県 10万人当たり21.5人
ワースト3位 福島県 10万人当たり20.2人
ワースト4位 岩手県 10万人当たり20.2人
ワースト5位 秋田県 10万人当たり19.4人
全国平均 10万人当たり17.4人

【厚生労働省「人口動態統計(確定値)」より県作成】

  • ※自殺死亡率…人口10万人当たりの自殺者数

近年の宮崎県の自殺死亡率の推移

令和元年 ワースト8位
令和2年 ワースト2位
令和3年 ワースト5位
令和4年 ワースト3位
令和5年 ワースト2位

【厚生労働省「人口動態統計(確定値)」より県作成】

原因・動機別自殺者数について(令和5年)

1位 健康問題
2位 経済・生活問題
3位 家庭問題
4位 勤務問題
5位 交際問題
6位 学校問題

【厚生労働省「人口動態統計(確定値)」より県作成】

健康問題の中でも、特に「うつ病」をはじめとする精神疾患の割合が高くなっています。

自殺者の同居人の有無(令和5年)

すべての年代で「同居人あり」が「同居人なし」を上回っています。